テープ起こしの仕事をしていると、いろいろな業界の話を聞くことができます。それはそれで楽しいのですが、聞いたことのない単語が多い会話の文字起こし作業は大変です。
私がテープ起こし作業をしているときに知らない言葉が出てきたときは、インターネットで検索して単語を調べています。会話の内容がわからないまま作業を進めるよりも、ある程度の意味を理解した上で作業を進めるほうが、精神的にも楽ですし、作業効率も上がると思っています。単語を調べる作業にはインターネット検索が欠かせません。GoogleやYahooで音声から聞き取った単語を検索すれば、かなりの頻度でその単語をヒットさせることができるかと思います。
音声を聞いてるので読み仮名はわかるけど漢字の表記や英語のスペルがわからないときも、すぐに結果を知ることができます。Googleで「ぶるーとぅーす」と検索することによりより、簡単に「Bluetooth」というスペルを知ることができます。文字の入力時に日本語入力ソフトが変換候補を出してくれることもありますが、それでもわからないときはGoogleやYahooなどで検索するといいと思います。会社名、商品名、有名人の名前などは、間違いのないように検索してチェックすると安心です。
音声からはうまく聞き取れなかったときでも、関連する単語をキーワードに含めることによって、該当する単語にたどり着けることもあります。私がよく使うキーワードは、「業界用語」です。例えば、「マスコミ 業界用語 ●●」「建築 業界用語 ●●」「医療 業界用語 ●●」といった感じで「●●」に音声から聞き取れた単語を入れて検索します。「●●」には全ての内容ではなく、前半部分や後半部分の確実に聞き出せた内容だけを入れています。このやり方で検索すると結構ヒットすることが多いです。その後、改めて音声を聞き直して間違いないか確認します。
インターネット検索を使いこなすことができれば、自分が知らない業界に関するテープ起こしの依頼も怖くありません。最初はこういった作業をしていると作業時間がどんどん増えてしまうかもしれませんが、慣れれば時間も短縮できます。私はテープ起こしの作業をするときに秀丸エディタというソフトを使用しています。文字入力中に簡単にインターネット検索ができるので、とても便利です。
テープ起こしをする上ではタイピングのスキルが重要となりますが、質を上げるための作業も重視することで次の仕事につなげることができると思います。