現役テープ起こしライターの文字太郎が、テープ起こし未経験・初心者の方に役立つ情報をご紹介していきたいと思います。

テープ起こしライターへの道

ヘッドホン

テープ起こしライターの私が使っているヘッドホン

投稿日:2017年7月17日 更新日:

今回は私が使っているヘッドホンを紹介したいと思います。ソニーのMDR-CD900STというヘッドホンです。

テープ起こしの仕事をしていて大変なのは、録音された音声が聞きづらいときです。以前は録音されたカセットテープから文字起こしをするという、名前通りの「テープ起こし」作業もしていました。発言者の声が小さいとカセットテープ特有の「サーッ」というノイズに混ざってしまい、聞き取り作業は困難を極めました。
最近はICレコーダーでの録音がほとんどですが、録音時のICレコーダーの位置が悪かったりすると聞き取り難となります。

少しでも聞き取り時のストレスを軽減するために、私はソニーのMDR-CD900STというヘッドホンを使っています。1万6,000円と高額だったので購入するまでには何度も迷いましたが、聞き取りづらい音声を起こしているときのストレスを少しでも減らせるならと思いきってAmazonの購入ボタンを押しました。

MDR-CD900STを使って驚いたのが、ノイズの中に隠れていた音声も聞き取れるようになったことです。もちろん録音された音声以上の声は聞き取れません。でも、以前に使っていたヘッドホンだとノイズの中に埋もれていた細かい発話を確認できる率が圧倒的に高くなりました。

ヘッドホンの説明、仕様等はソニー・ミュージックコミュニケーションズのサイトで確認できます。
http://www.smci.jp/s/headp/page/cd900st

ソニーのスタジオで使用する目的で開発されたものを業務用として販売しているそうです。レコーディングスタジオで使用されているだけあって、原音を素直に出力してくれるようですね。注意点したほうがいいのは「本機は業務仕様を目的とした、プロフェッショナル仕様のヘッドホンの為、無償修理期間は設定せず、すべて有償での修理とさせていただいております。」という説明がある点です。

私がMDR-CD900STを購入してから6年半が経過しましたが、今のところ故障はないです。1年半ほど前にヘッドホンパッドがボロボロになったのでノーブランド品の安いパッドを付け替えました。特に問題なく使えています。

テープ起こしの仕事をするにはヘッドホン選びは重要になると思います。私の場合は、仕事を始めてから1、2年のころにMDR-CD900STを購入しました。そのころはテープ起こしの仕事を本格的にやってみようと思って案件数を増やしたところで、本当に頼れる相棒に出会った気持ちでした。

値段も高価ですので、全ての方にお勧めできるヘッドホンではありません。1カ月に20時間分以上の案件をこなしている方でしたら、必要経費として購入してもいいんじゃないかと思います。

値段も手ごろなヘッドホンは、こちらのページで紹介しています。
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ソニーのMDR-CD900STの購入を検討されてる方には注意点があります。MDR-CD900STのプラグはステレオ標準プラグで、通常のパソコンのヘッドホン出力端子では大きすぎて入りませんので、ステレオミニプラグに変換する必要があります。私はオーディオテクニカのAT519CSという変換プラグを使用しています。

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